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診療一覧
診療一覧
患者さんがお悩みになっている症状を診査・診断したうえで適切な治療法をご提案します。再びご自身の歯で快適に過ごせることを目標に、治療計画を立てています。歯のお悩みは、痛みや違和感だけではありません。歯の白さなどのように審美性をともなう問題もあります。
安斎歯科では、患者さんのさまざまなご要望におこたえできる体制をとっています。
歯周病治療
歯周病にかかったことに気づかないまま放置してしまうと骨が溶けていき、最悪の場合は抜歯になります。歯周病が進行しており基本的な治療では改善しないケースでは、外科的な治療によって歯根などに付着した汚れを取り除き、症状を改善させていきます。
むし歯治療
むし歯は歯周病と同様、初期段階をご自身で自覚するのが難しい病気です。なるべく歯にダメージを与えないよう治療するには早期発見が大切ですが、ある程度進んだむし歯に対しては、健康な組織をなるべく残すように努めます。一方で感染した部分はしっかり取り除き、むし歯が再発しないようにします。
義歯・入れ歯治療
入れ歯が合わない、噛むときに痛い、見た目が不自然になるなど、お悩みの方からご相談を受けることがあります。レジンで作られた保険診療の入れ歯で悩んでいる場合は、自費診療の入れ歯をご提案することがあります。薄く加工できて快適に装着できるものや、審美性が高いものなど、保険診療のデメリットを解消できる入れ歯をご提供します。
インプラント治療
チタンで作られた人工歯根を顎骨に埋入し、人工歯の土台とする治療法です。入れ歯などと違い自費診療になるため、価格は高くなります。しかし、しっかり固定できて強く噛める、周りの天然歯に負担がかからない、見た目が自然に見えるなど、さまざまなメリットを得られます。メインテナンスを継続的に受けていれば長く使うこともできます。
予防・メインテナンス
むし歯や歯周病は、ある程度進んでから治療をすると多くの組織を除去する必要があります。健康なうちからむし歯などの病気を予防することで、老後も多くの歯を守れるようになります。80歳になっても20本以上の歯を残せるよう、普段から歯磨きなどのケアを丁寧に行なうとともに、定期検診にお越しください。歯の健康をしっかり管理します。
顎関節症・歯ぎしり
噛み合わせが悪かったり歯ぎしりが続いていたりすると、顎の機能に支障が出る顎関節症にかかることがあります。顎関節症は顎の痛みや口を大きく開けられないなど、さまざまな症状として現れます。顎関節の異常について症状や原因を調べ、より適切な治療法をご提案します。
審美歯科・ホワイトニング
歯の色合いや形など、見た目の悪さに悩んでいる方におすすめの治療です。いまお使いの銀歯が気になっている場合は、天然歯の色調に合わせられるセラミックス治療がおすすめです。加齢などによる歯の黄ばみには、漂白して美しい白さに仕上げるホワイトニングを適用できます。口元の美しさを向上させたい方をしっかりサポートします。
よくある質問
治療にかかる期間を教えてください。
症状や治療法などによりますので一概に答えることは難しいのですが、およその治療期間に関係する要素をお答えします。治療箇所が多いと治療回数は増加します。来院頻度を短くすると、治療期間は短くなります。但し、詰めすぎると疲れてしまいますので、短くても1週間に一回程度のペースをお勧めすることが多いです。強い腫れや痛みの症状があると、治療期間は長引く傾向です。インプラント治療や歯周外科治療などを行なう場合は、歯を抜いた後の治癒期間なども含めて1~2年のような長期にわたる場合があります。最終的には、定期的なメンテナンスで健康を維持できる状態にまですることをゴールに設定しています。
保険診療と自費診療の違いはなんですか?
保険診療が適用される場合、治療にかかる費用のうち主に3割が自己負担額になります。自費診療は全額自己負担になるものですが、治療法が限定される保険診療と異なり、材料と治療法の選択肢が幅広く、先端的な治療を受けられます。
歯がしみることがあります。原因はなんでしょうか?
むし歯が進むと神経が刺激され、しみるようになります。また、歯肉が退縮することで歯根が露出し、知覚過敏によってしみる可能性もあります。検査によって原因を調べられますので、お悩みの場合はご相談ください。
治療後のメインテナンスは受けるべきでしょうか?
治療によって症状が安定してきたら、健康な状態をキープして問題が再発しないようにすることが大切です。定期健診を受けることで、ご自身では気づかなかった問題点を未然に発見できることがあります。またお口の中の問題の多くは歯の汚れが原因です。クリーニングを受けて口腔環境を整えることをお勧めします。
歯肉から出血することがありますが、病気でしょうか?
歯磨きをしているときや硬い食べ物を噛んだときなどに出血が見られる場合は、歯周病にかかっている可能性があります。そのまま放置すると骨が溶けていくこともあります。進行すると歯を支えている骨が少なくなり、歯が揺れて噛めなくなってしまいます。歯周病は予防と早期の治療が大切です。早めに診察を受けることをおすすめします。
歯は痛くありませんが、定期検診を受けた方が良いですか?
自覚症状がなかったとしても、むし歯や歯周病にかかっている可能性があります。痛みが出てから検査を受けると、症状が進行していることがほとんどです。特に歯周病は、進行するまでは痛みを感じるような自覚症状を感じにくいため、ご自身で気づくことが難しい場合も多いです。定期的に通院して検査を受けていただきたいと考えています。
リスク・副作用
歯周病治療/歯周組織再生治療/
歯周外科にともなう一般的なリスク・副作用
- 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 歯周病の進行状況によりますが、歯垢や歯石の除去時に痛みを感じることがあります。
- 治療に対して患者さんが協力的でない場合は、改善に歯周外科治療や歯周組織再生療法が必要になることがあります。その場合、歯肉を切開するため腫れや痛みをともなうことがあります。
- 治療後歯肉が下がることがあります。
- 治療によって歯肉が引き締まってくるため、被せ物と歯肉の段差とが目立つことがあります。
入れ歯の作製・使用にともなう
一般的なリスク・副作用
- 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 入れ歯を固定するため、患者さんの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
- 使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
- 事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
- 入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
- 咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
- 金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
- 使用方法などにより、破損することがあります。
- 定期的な検診・メインテナンスが必要です。
インプラント治療にともなう
一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
- 高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
- 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
- 手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
- 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
- 手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
- インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メインテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
- 毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
顎関節症治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
- 薬物療法で鎮痛消炎剤や筋弛緩剤を使う場合、胃腸障害、眠気、倦怠感などを引き起こすことがあります。
- スプリント治療やプレート治療を行なう場合、装着を怠ると治療期間が長引くことがあります。
- 顎関節症は矯正治療により改善されることもありますが、矯正治療と関係なく悪化することもあります。矯正治療を行なったからといって、必ず顎関節症が治るというわけではありません。現段階で、顎関節症と矯正治療との明確な因果関係は示されていません。
歯ぎしりの治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 治療に使うマウスピースは、不快感がないよう設計されていますが、嘔吐反射が強い方やお口の中の異物感に敏感な方は、装着が難しいことがあります。
- マウスピースを装着しているときは、歯は唾液と接することがないので、むし歯になるリスクが高くなることがあります。
審美治療・セラミックス治療にともなう
一般的なリスク・副作用
- 審美治療としてセラミックス治療を行なう場合、自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 事前に根管治療(神経の処置)やコア(土台)の処置が必要となることがあります。
- 治療では歯を削ることがあります。また、知覚過敏を発症することがあります。
- 抜髄(神経の処置)や抜歯が必要になることがあります。
- 抜歯や外科処置をともなう場合、出血や腫脹(しゅちょう)を生じることがあります。
- 治療で歯肉を移植する場合、二次的な出血・疼痛・腫脹(しゅちょう)が見られることがあります。
- 治療後、自発痛、咬合痛、冷温水痛を生じることがあります。
- 歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、補綴物が破損することがあります。
- セラミックス製の補綴物は、金属製の補綴物よりも歯を削る量が多くなることがあります。
- 噛み合わせ・歯ぎしりの強い方は、セラミックスの破損を防止するため、マウスピースをおすすめすることがあります。
ホワイトニングの使用にともなう
一般的なリスク・副作用
- 審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- ホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
- 色の白さの度合いには、個人差があります。
- ホワイトニング後、一定期間、色素の沈着が顕著になるとの報告がされています。
- ホワイトニング後、24時間は、着色物質(カレー・コーヒー・ワイン・タバコなど)の摂取を控えてください。ホームホワイトニング施術期間中も同様です。
- ホワイトニング処置中や処置後に、痛みや知覚過敏の症状が生じることがあります。
- ホワイトニングの薬剤に対してアレルギーのある方は、薬剤で口腔粘膜に異常が起こることがあります。その際は、すぐに使用を中止してください。
- ホームホワイトニングはご自分で行なうため、どのような仕上がりになるか予想がつきにくく、歯の白さの調整が難しくなります。
- ホームホワイトニングでの器具の使用方法や薬剤量などが正しく守れているかご自分での判断が難しい場合は、歯科医師または歯科衛生士に相談ください。
- 詰め物や被せ物が多い方は、ご自分の歯との色の差が目立つようになることがあります。その部分の色をご自分の歯に近づけることは可能ですが、時間と費用が必要です。
- 入れ歯や差し歯など、人工歯は白くできません。
- 被せ物を装着している歯には適用できません。
- 歯にひびが入っていると、薬剤の影響により歯髄にダメージを与えることがあります。
- 抗生物質の影響により歯の変色が著しい方は、ホワイトニングの効果が出にくい場合があります。
- 「無カタラーゼ症」の方は、薬剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素がないため、ホワイトニングはできません。
- 薬剤の影響があるため、妊娠中や授乳中の方は控えてください。