顎関節症・歯ぎしり

「口をあけたときに顎が痛い」「顎から音がする」「顎がだるく感じる」といった症状はないでしょうか。こうした顎に起因する痛みや違和感についても、歯科医院で調べて治療を受けることができます。こうした症状は歯ぎしりや食いしばりが原因となる場合もあります。顎の痛みなどをそのままにしておくと、治療が難しくなるケースもあります。

顎関節症とは、顎の関節に生じる痛みや違和感、機能障害などの総称です。顎関節症の症状にはそれぞれ種類があり、治療法などに違いがあります。放置することで重症化することがあります。気づいたら早めにご相談ください。顎関節から音がする、違和感がある、歯ぎしりなどの症状が見られる場合は、当院にご相談ください。

歯ぎしりは上下の歯をこすり合わせる動作、噛みしめは歯を強く噛み込む動作になります。これらは就寝時や集中しているときなど、無意識に起こしているケースがよく見られます。意識ができていればご自身で止められますが、就寝中の歯ぎしりは意識的に止められないため改善が難しくなります。そのため、眠るときに専用の装置を使い、歯ぎしりによる歯へのダメージを予防します。

顎関節症は、日常的な癖が原因となっている場合があります。治療が終わったとしても、再発しないように予防を心がけることが大切です。
歯ぎしりの治療でマウスピースを使用した場合、治療後も継続して使用することがおすすめです。また、頬杖をついたりうつ伏せで寝たりすることも、改善する必要があります。ついこうした癖が出る場合は、目のつくところにメモをします。また、定期的に通院して噛み合わせを確認してもらうほか、ストレス解消法を見つけておくことも重要です。とくにストレスは意識しなければ溜まってしまうため、うまく発散して精神面をコントロールしましょう。快適な生活が、歯ぎしりや顎関節症の予防にもなります。

顎関節症について調べるときは、まず触診をして痛みが出る場所を確認します。それに加えてレントゲン撮影によって顎の変形の有無についてチェックし、顎を動かしてお口をあけられる範囲を調べます。こうしたさまざまな検査により、顎関節症の種類や進行の度合いなどを確認します。歯ぎしりについてもどれくらい歯に負担がかかっているか診察し、治療法をご提案します。