嚥下(えんげ:飲み込みのこと)は飲食の際に必ず行う動作です。正しく嚥下が出来ていない場合、むせたり、気づかないうちに気道の方へ飲食物が流れてしまったりします。これを誤嚥(ごえん)といいます。ここでは正しい嚥下を確認してみたいと思います。
正しい嚥下は、
・両奥歯を噛みこんで安定したあごの位置で、
・舌先は上あごの前の方につけ、
・舌は上あごに沿わせ、
・姿勢を正して
飲み込むことで、「ゴクッ!」と力強い音を立てて誤嚥せずに飲み込むことが出来ます。
誤嚥を起こし、むせて異物を外に出すうちは良いのですが、排出する力が弱まると、誤嚥性肺炎の原因となり、重篤な肺炎の恐れにつながります。
時々、正しい嚥下が出来ているかを確認してみてください。ただし、奥歯を噛みこみすぎて「長時間の噛みしめ」とならないように注意してくださいね。