★歯周病について1

◎サイレントディジーズ

歯周病はよく、「サイレントディジーズ」と言われます。

子供のころや若いときからむし歯になった人は、歯医者で歯をしっかり磨くように言われて、多かれ少なかれ歯を磨く習慣を身につけます。

世の中とは不公平なもので、子供のころ、若いころからむし歯に苦しむ人たちがいる一方で、どんなに歯を磨かなくても少しもむし歯にならない人たちが存在します。遺伝や免疫などいくつかの原因は考えられますが、生まれつきむし歯になりにくい人がいるのです。このような方は、歯は硬く、ほとんどすり減ってこないことが多いです。

むし歯にならない人は、磨かなくても困らないので、年齢が上がってきても歯を磨く習慣がなかったりします。このような人は、とくに歯周病に要注意です。

歯を磨かなくても若いうちは体の抵抗力も元気なので、遺伝的な問題がなければ重い歯周病となることはほとんどありませんが、年齢が上がるとともに歯周病は徐々に進行していきます。歯医者に行く習慣もなく、痛みもなく、気付いた時には自分の歯が全部揺れていて、歯周病が重く進行してしまっていることがあるのです。それゆえ歯周病は「生活習慣病」であり、また「サイレントディジーズ」、静かに進行する病気といわれるのです。(ただ、世の中やはり不公平で、ごく稀にむし歯にも歯周病にもなりにくい人もいるのですが・・・・・・)

不幸にして歯周病が進行してしまっているとしても、思い立ったが吉日! 気づいた時から歯周病対策を始めていきましょう。

コメントを残す